David Jude Heyworth Law, 英国 ロンドン南東ルイシャム 1972.12.29生誕 発音は[ʤuːd lɔː]で、「ジュード・ロー」が日本語表記としては近いとされている。
12歳から演技を始めナショナル・ユース・ミュージック・シアターに所属し、17歳の時にテレビドラマに出演するチャンスのために高校を中退しています。映画に出る前には多くの舞台に立っていて、舞台「Les Parents Terribles」ではブロードウェイ公演にも参加しています。1993年、「ショッピング」で映画デビュー。甘いマスクで世界中の女性を虜にしているイケメン俳優ですが、俳優業だけでなくブランドのイメージモデルも務め、マルチに活躍している一面があります。
主な出演作:リプリー(1999)
コールドマウンテン(2003)
シャーロックホームズ(2009)
&シャーロックホームズ シャドウゲーム(2011)
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 (2018)
& ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 (2022)
スターウォーズ;スケルトンクルー(2024~2025)
『ホリデー』や『アルフィー』でもその魅力は、発揮されていたけれど
私のイチオシはこれ、『The Talented Mr.RIPLEY』→『リプリー(邦題)』です。
原作とは異なるストーリーが展開される『リプリー』(1999年)とは・・・、
アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』(1960)は、原作として知られるパトリシア・ハイスミスが書いた原作をルネ・クレマンが監督しているもので、この『リプリー』は、同原作を『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督が、その原作のオリジナリティを重視し、シリーズ化された小説のリプリー編処女作を比較的忠実に創作して映画化したものである。
この映画で、彼が演じるのは好き勝手に遊び暮らしている大富豪の息子ディッキー・グリーンリーフ。彼を連れ戻すよう、ディッキーの父親から頼まれるのがマッド・デイモン演じる貧しい青年トム・リプリーであった。リプリーは大学時代の友人と偽りディッキーに近づくが、次第にディッキーの魅力に惹かれていく。ワガママし放題の放蕩者ディッキーを演ずる、灼熱のイタリアの太陽下で輝くジュードの演技は先天的にも思えるから、リプリーの感情が、憧れ・羨望から”恋”に変わってしまっていたのもうなずける。キャスティング上からも、マット・デイモンの野暮ったさを強調することにより、ジュード・ロウが映え、”陰と陽”がより鮮明となっていた。さらにディッキーの輝きに触れるうちに、リプリーは彼に”同一化したい”という熱情にとらわれていったのだ。
『太陽がいっぱい』では、アラン・ドロン演ずる「同一化願望」がより洗練された形で表現されていたが、この作品ではより生々しく同性愛感情としてはっきり示されている。同性をも虜にするジュードは、2004年の「ピープル」誌にて”最もセクシーな俳優”に選ばれている。
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